患者さまの権利とお願い
患者さまの権利
- 個人の人格を尊重した診療を受ける権利患者さまは、その人格・価値観を尊重した診療を受ける権利があります。
- 良質の医療を受ける権利患者さまは、適切で良質な医療を、公平に継続して受ける権利があります。
- 自己決定の権利患者さまは、自らの意思で検査・治療法などを選択、あるいは拒否する権利があります。また、他の医師の意見(セカンドオピニオン)を求める権利、および病院を自由に選択する権利があります。
- 情報を得る権利患者さまは、ご自身が受ける検査や治療について、十分な説明と情報提供を受ける権利、および自らの診療録の開示を求める権利があります。
- 個人情報保護の権利患者さまは、ご自身に関する情報やプライバシーが守られる権利があります。
患者さまへのお願い
- 心身の状態に関する正確な情報を医療者にお伝えください。
- より良い療養環境を維持するため病院の規則をお守りください。
- 医療上の安全を確保するため職員との連携にご協力ください。
NCD登録について
一般社団法人 National Clinical Database(NCD)の手術・治療情報データベース事業への参加について
- NCDに登録する情報の内容2015年1月1日以降、当院で行われた手術と治療に関する情報、手術や治療の効果やリスクを検証するための情報(年齢や身長、体重など)を登録します。NCDに患者さんのお名前を登録することはなく、氏名とは関係のないIDを用いて登録します。IDと患者さんを結び付ける対応表は当院で厳重に管理し、NCDには提供しません。
- 登録する情報の管理・結果の公表登録する情報は、それ自体で患者さん個人を容易に特定することは出来ないものですが、患者さんに関わる重要な情報ですので厳重に管理いたします。
当院及びNCDでは登録する情報の管理にあたって、情報の取扱いや安全管理に関する法令や取り決め(「個人情報保護法」、「臨床研究の倫理指針」、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」等)を遵守しています。
データの公表にあたっては、NCDが承認した情報のみが集計データとして公表されます。登録するデータがどなたのものであるか特定されることはありません。 - 登録の拒否や登録情報の確認データを登録されたくない場合は、登録を拒否していただくことができます。当院のスタッフにお伝えください。
また、登録されたご自身のデータの閲覧や削除を希望される場合も、当院のスタッフにお知らせください。なお、登録を拒否されたり、閲覧・修正を希望されたりすることで、日常の診察等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。 - NCD担当者の訪問による登録データ確認への協力当院からNCDへ登録した情報が正しいかどうかを確認するため、NCDの担当者が患者さんのカルテや診療記録を閲覧することがあります。
当院がこの調査に協力する際は、NCDの担当者と守秘義務に関する取り決めを結び、患者さんとIDの対応表や氏名など、患者さんを特定する情報を院外へ持ち出したり、口外したりすることは禁じます。
当院は、一般社団法人 National Clinical Database(NCD)が実施する手術・治療情報データベース事業に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。
この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当院が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解のうえ、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
本事業への参加に関してご質問がある場合は、当院のスタッフにお伝えください。また、より詳細な情報は下記に記載されていますので、そちらもご覧下さい。
一般社団法人 National Clinical Database(NCD)ホームページ
URL:http://www.ncd.or.jp/
平成26年12月15日 倫理委員会承認
杉田玄白記念公立小浜病院 病院長
診療情報の連携による公衆衛生の向上への取り組みについての情報公開
当院では、一般社団法人健康・医療・教育情報評価推進機構と連携し、電子診療情報を基にしたデータベース構築を行い集団における医療の実態や薬剤の効果、安全性などを調べることにより、医療の質や公衆衛生の向上につなげる活動を行っています。データベースの構築は2019年3月末をめどに全国200以上の医療機関参加を目標にとりくんでいます。
本取り組みは、健康・医療戦略推進法に基づく内閣官房の健康・医療戦略推進室の事業の一環として、全国規模で実施されています。
診療情報は匿名化され、皆様のお名前や住所などの個人情報が開示されることはありません。処方薬や検査項目および結果などを個人情報に紐づかない形に加工します。匿名化し整理された情報は、公衆衛生の向上のための分析や研究を目的に、記録媒体などを用い研究機関に提供されることがあります。研究を行う際には、文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成 29 年 2 月 28 日一部改正)を遵守し、研究機関での倫理審査と承認を経て行われます。
この取り組みに関するお問い合わせおよび情報の利用に賛同いただけない方は、下記連絡先へお申し出いただきますようよろしくお願いいたします。
【連絡先】
診療支援課 0770-52-0990(代)
【本取り組みに関するお問い合わせ先】
一般社団法人健康・医療・教育情報評価推進機構
代表理事 樋之津 史郎(ひのつ しろう)
http://www.hcei.or.jp/
事務局:リアルワールドデータ株式会社
TEL: 075-748-0742 FAX: 075-748-0743
http://rwdata.co.jp/
肺炎コホート研究について
当院では国が定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、以下の臨床研究を行っております。臨床研究のうち、研究対象者(患者のみなさま)への侵襲・介入がなく、診療情報などの情報のみをもちいる研究や診療上で採取した検体の余りのみを用いる研究に関しては、あらかじめ研究に関する情報を公開し、研究対象者(患者のみなさま)が拒否できる機会を保障することによって、同意を得ることが省略できるとされており、「オプトアウト」と呼ばれています。当院で実施する下記の臨床研究に関して、研究の対象となることを拒否される場合や、研究に関するお問い合わせがある場合には、下記の連絡先までご連絡ください。尚、当院での研究において患者情報は匿名化して扱われ研究以外に用いることは一切ありません。また、研究の参加を拒否された場合に、患者のみなさまが不利益を被ることは一切ありません。
●肺炎の重症度に関与する因子についての前向きコホート研究
研究の目的
肺炎の重症度に関与する因子について明らかにする。
研究対象者
杉田玄白記念公立小浜病院に肺炎で入院された方
利用する試料・情報の項目
試料:入院時に採取した採血・喀痰・尿などの残余検体
利用する者の範囲
本研究に関わる研究者
利益相反
本研究に関連し開示すべき利益相反関係にある企業等はありません。
研究責任者
京都大学大学院医学研究科 呼吸器内科学 伊藤功朗
問い合わせ先
杉田玄白記念公立小浜病院
電話 0770-52-0990(代)
COVID-19に関するレジストリ研究(COVID-19 Registry)に
ご協力いただいた患者様へ
~新興・再興感染症データバンク事業(REBIND)新型コロナウイルス感染症等の治療法開発等へのご協力のお願い~
骨シンチグラフィにおける収集時間短縮と診断能の相関関係及び診断精度向上のための研究
杉田玄白公立小浜病院(診療放射線科)では、以下の研究を実施しております。
研究対象となる方(または代理人の方)で、この研究計画について詳しくお知りになりたい場合、この研究に試料や情報を利用することをご承諾いただけない場合は下記【お問い合わせ先】へご連絡ください。
【研究課題名】
骨シンチグラフィにおける収集時間短縮と診断能の相関関係及び診断精度向上のための研究
【研究課題名】
本研究の主要な目的は、骨シンチグラフィにおける全身像の収集時間短縮が診断能力と病変の検出能力のおよぼす影響を詳細に検証することにより、最適な収集時間及び放射性医薬品の投与量の特定を目指します。
承認日~2026年12月31日
2017年1月~2023年12月までに杉田玄白公立小浜病院にて骨シンチグラフィを施行した患者
骨シンチグラフィ画像データ、年齢、性別、体重、放射性医薬品、放射性医薬品投与量、放射性医薬品投与時間、検査開始時間、BSI等の全身像から算出される定量値
※利用する情報からは氏名、住所、電話番号など、個人を特定できる情報は削除いたします。
研究成果を学会や論文で発表する際も個人が特定できる情報は利用いたしません。
提供先の機関
岐阜医療科学大学 保険科学部 放射線技術学科
北 章延
〒5013892 岐阜県関市市平賀字長峰795-1
TEL 0575-22-9401
提供方法
記憶媒体(DVD-R)での提供
【問い合わせ先】
杉田玄白公立小浜病院 (診療放射線科)
中森 由浩
TEL 0770-52-0990(代)
80歳以上の高齢鼠径ヘルニア患者に対する至適手術治療の検討
消化管アミロイドーシスの病型と消化管内視鏡所見を対比する観察研究について
① 研究について
当院では、次のような観察研究(過去の記録などを使って行う研究)を行っています。この研究では、患者さんの診療記録や検査結果などを利用させていただくことがありますので、その概要をご説明します。
■ 研究の内容と目的
この研究は、過去に当院または福井県立病院で「消化管アミロイドーシス」と診断された患者さんの病理検体(検査のために採取された組織)や記録をもとに行います。
この病気にはいくつかのタイプ(AL型、ATTR型、AA型、Aβ2M型など)があり、タイプごとに内視鏡(胃カメラや大腸カメラ)の画像を比較することで、それぞれにどのような特徴があるのかを調べます。
まず、過去に採取された病理検体を用いて、病気のタイプがどのように分かれていたのかを調べます(免疫組織化学という方法で詳しく調べます)。そして、当時の内視鏡検査の記録を見比べて、タイプごとの特徴を明らかにします。
これにより、今後の診断や治療の参考となるような情報がないかどうかを明らかにすることが目的です。
② 試料や情報の取り扱い
この研究は、当院と福井県立病院との共同で行われます。
研究には、患者さんの病理検体や診療記録を使いますが、お名前や住所などの個人が特定される情報は取り除いたうえで、メールなどを使って共有します。
また、研究の結果は、個人が特定されないよう十分に配慮した上で、日本語の医学雑誌などに発表させていただく予定です。
③ 利用・提供する試料・情報の項目
・過去に消化管アミロイドーシスと診断された際の病理組織標本
・当時の消化管内視鏡の所見
・患者さんの情報(年齢、性別、症状など)
④ 研究に係る研究責任者の氏名及び当該者が所属する研究機関の名称
福井県立病院 病理診断科 海崎泰治
⑤ 利用する者の範囲
杉田玄白記念公立小浜病院 病理診断科 山口愛奈
福井県立病院 病理診断科 海崎泰治
⑥ 利益相反
本研究に関連し開示すべき利益相反関係にある企業はありません。
⑦ 問い合わせ先
杉田玄白記念公立小浜病院 病理診断科
山口 愛奈
917-8567 福井県小浜市大手町2番2号
Tel: 0770-52-0990(代表)
e-mail: yaina@u-fukui.ac.jp
