リハビリテーション科
患者様が自分らしく生活できるための
リハビリテーションを提供します
基本方針
- ①患者様の "自分らしさ"を尊重したリハビリテーションを提供します
- ②目標と根拠のあるリハビリテーションを提供します
- ③地域ニーズに応えます
- ④公的病院のリハビリテーション科職員として、ふさわしい人材を育成します
- ⑤経営の健全化を図ります
- ⑥働きやすい職場作りを推進します
人員体制
- 理学療法士 17名 作業療法士 15名 言語聴覚士 5名
- 技師補 5名 (精神保健福祉士1名含む)
施設基準
- 脳血管リハビリテーションⅠ
- 廃用症候群リハビリテーションⅠ
- 呼吸器リハビリテーションⅠ
- 精神科作業療法
- 運動器リハビリテーションⅠ
- 心大血管リハビリテーションⅠ
- がんリハビリテーション
スタッフの保有資格・認定
- 心臓リハビリテーション指導士
- 3学会合同呼吸認定療法士
- 脊髄障害認定理学療法士
- 循環器認定理学療法士
- 脳卒中認定理学療法士
- 呼吸器認定理学療法士
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
- 相談支援専門員
- 介護支援専門員
- 認定作業療法士
対象疾患
- 脳血管血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脊髄損傷、頭部外傷、脳腫瘍 など)
- 神経難病(パーキンソン病、多発性硬化症、脊髄小脳変性症、筋委縮性側索硬化症 など)
- 運動器疾患(大腿骨、骨盤、脊椎、股関節、膝関節、肩関節の骨折、腱板断裂 など)
- 呼吸器疾患(閉塞性肺疾患、肺炎 など)
- 心大血管疾(心筋梗塞、心不全 など)
- (各種)がん疾患
- 廃用症候群
- 発達障がい領域全般
- 精神疾患
地域支援
- 児童発達支援センター、各種講演会(学校教育関係など)、
- 福井県地域包括リハケアシステム推進事業(若狭圏域広域支援センター)
リハビリテーション科 各部門の紹介
当科の特徴
多様な経験を積める環境
- 多様な領域・分野で活躍
- 地域の中核病院(地域との連携)
- 院内研修会の充実
- 新人教育プログラム
- 専門知識と技術を兼ね備えたスタッフの育成
- 365日リハビリテーション体制
- 地域包括ケア病棟
- D-MAT資格取得
☆ 研修体制
☆地域包括ケアリハシステムの推進
☆実習生受け入れ
☆リハビリテーション科Q&A
☆インターンシップ・病院見学のお申込みはこちらへ
理学療法
幅広い年齢層の入院・外来患者様に対して評価、個々の状態に合わせて計画を立案し、ベッドサイドやリハビリテーション室での理学療法を行います。入院中では早期介入・離床を進めることで活動性低下による廃用症候群を予防・改善し早期退院を目指します。また、退院後のよりよい生活が送れるように、御家族様・ケアマネージャー・介護サービススタッフ・福祉用具専門員などと多職種協同でリハビリテーションを行っています。
理学療法室 |
作業療法
[身体障がい作業療法]
患者様の個々の状態に合わせてリハビリテーションを行っています。ベッドサイドやリハビリテーション室、生活場面で介入し日常生活動作がより円滑になるのを目指します。
[精神作業療法]
統合失調症や気分障がい、神経症などの患者様を対象に、自分らしい生活を再建していくために、活動性・自主性の向上、対人技能の練習、生活リズムの調整、認知・身体機能の改善、生活技能の練習、自己理解を深めるなどを目的に様々な集団プログラムや個別プログラムを行っています。
精神科作業療法室 |
言語聴覚療法
主に言語障がい、音声障がい、高次脳機能障がいや摂食・嚥下障がいの方に対し、リハビリテーションを行っています。近年高齢化が進むなかで、摂食・嚥下リハビリテーションへの需要が高まっています。
小児療育
小児療育では、若狭圏域唯一の小児療育拠点病院として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が身体障がい、発達障がいを問わず、日常生活の動作、行動の難しさに対して「遊び」を通したアプローチを行っています。
例えば、運動に難しさがあり、楽しく遊ぶことができない・身辺自立ができない(どのように教えていったらよいかわからない)お子さんには姿勢・手の使い方・身辺自立・コミュニケーション・認知発達の促進、及び機能向上を目指したアプローチを行っています。
また、「落ち着きが無い」「集中が続かない」、「身体や手先の動きが不器用でぎこちない」「友達とやりとりして遊べない」等がある発達障がいのお子様にしては、行動・学習・行為・コミュニケーションなどの改善を目的にアプローチを行っています。
さらに、嶺南地域でも増加しつつある学習困難児にも、ヴィジョントレーニングや、語彙練習、ワーキングメモリー学習、学習面の環境調整といったアプローチも積極的に行っています。学校関係者とも連携を取り、学校現場にも入り込んだ総合的なアプローチを行っています。
こどもリハビリルーム |
研修体制
研修会参加(院外)
- 臨床での脳画像情報の活かし方
- がん患者における緩和リハと栄養
- 東海北陸集中治療医学会
- 医用画像を活かした神経理学療法
- セラピストに必要なリスクマネジメント基礎知識
- リハビリテーション介護の基礎を学ぶ
- 福井県スポーツ支援部
- 福井県理学療法士会研修会
- 理学療法講習会(応用編)
- 人材育成研修
- 医用画像を活かした神経理学療法Ⅱ
- がんのリハビリテーション研修
- 姿勢保持学習会
- 脳卒中患者の歩行再建
- 福井県心臓リハビリテーション研修会
- 病院見学「地域包括ケア病棟」
- 脊髄損傷のリハビリテーション
- 北陸心臓リハビリテーション学会
- 脊髄損傷理学療法研究会
- 半側空間無視と関連の障害について
- 福祉用具セミナー
- 大脳基底核と視床の働き
- 呼吸器講習会
- 福井県療育センター研修会
- 頚部聴診法セミナー
- 県士会講習会
- ソーシャルキャピタルと終末期のリハビリテーション
- 運動学習理論に基づく脳卒中下肢装具療法
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
- 福井大学子どものこころ発達研究センター講習会
etc・・・
研修会参加(院内)
- 医療倫理
- 認知症対応力研修
- 感染対策研修会
- 呼吸器疾患について
- 気管カニューレ講習会
- 吸痰講習会
- 3士会症例発表
- 救急対応講習会
- 京大連携若狭セミナー
- 感染対策講習会
- 虐待防止講習会
- ICU勉強会
etc・・・
その他
- PT:月1回 勉強会
- 月1回 症例報告会
- 毎週水曜日 夕方 勉強会
- OT:月1回 わかさ合同勉強会
- 月1回 症例報告会
- ST:2ヶ月1回 嶺南ST合同勉強会
地域包括ケアシステムの推進
福井県では、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる地域包括ケアシステムの実現に向けて、地域におけるリハビリテーションを提供する基盤を強化し、地域包括支援センターを支援する人材を育成するために地域包括リハケア推進事業を実施しています。当院は若狭圏域広域支援センターとして、人材育成研修会の企画・運営や市町事業への指導や助言を行っています。
実習生の受け入れ
教育研修機能の充実及びリハビリテーション職種の後輩育成のため、当科開設以来、理学療法、身障作業療法、精神科作業療法、言語療法において福井県内、県外の養成校に通う地元出身学生を中心に、評価・臨床実習の受け入れをしています。
リハビリテーション科Q&A
新人教育を受けたスタッフコメント
学校卒業後初めての臨床現場だったので不安も大きかったですが、先輩方の手厚い指導のもと新人教育を受けることが出来ました。
悩んだりわからないことも多かったですが、その都度的確な指示やアドバイスをいただき、臨床へ活かすことができました。
2年間の新人教育で診療の見学から実践まで、段階的に丁寧に、指導していただきました。
月1回の勉強会や症例検討会を通じて、先輩から細かいアドバイスをいただき、とても心強かったです。